東の鳴門海峡、西の豊後水道から入る潮が瀬戸大橋あたりで出合う岡山の海は、魚種がとても豊富です。岡山の漁師が選ぶプライドフィッシュでは、「春の魚」と書くサワラはその代表格。鮮度がよいので岡山では「刺身」でもよく食されます。ヒラ、トラフグも春の魚です。夏は、夏バネ（スズキ）、マナガツオ、アナゴ、秋はママカリ（サッパ）、ガザミ（ワタリガニ）、ヨシエビ。冬はゲタ（シタビラメ）、ノリ、カキも味がよくなります。ほかにも多彩な魚が目白押しで、天然マダイやタイラギ（貝柱）、イイダコ、ベカ（ベイカ）。またマダコも美味で、特に瀬戸大橋が架かる倉敷市児島の沖は潮が速く、そこで育った下津井ダコはしっかりした太い足が自慢。甘みのある味わいが人気です。